2010-01-01から1年間の記事一覧

「憂鬱と官能を教えた学校」

ケーブルテレビで「憂鬱と官能を教えた学校」という番組を見た。菊地成孔と大谷能生による音楽理論の講義なのだが、トークショー的な色合いもあって、というか、本質トークショーなのかもしれんが、すごく面白い。見たのは第3回目で、調性についての講義だ…

冬の休日の極楽

図書館で予約していた(買う金がないのだ)町田康の「人間小唄」と「どつぼ超然」が同時に入荷した。 TSUTAYAで借りたウルトラシリーズのDVDが沢山ある。 時代劇チャンネルで「翔べ!必殺うらごろし」が始まった。(妻がF-1と西武ライオンズを見るためにケー…

裏切り者のウルトラマン

友人と映画に行く予定だ。 実は以前に「ガンダムOO」に行く約束をしていたのだが、私が抜け駆けをして一人で行ってしまった。それを知った彼からは「獣人ヘリトンボ」「バンリキ魔王」そして「ウルトラマンベリアル」と罵る怒りののメールが来た。「裏切り…

欲しいモノ

金銭欲も名誉欲もあんまりなくて、物欲もそんなにないように思うが、ショップで色々見るとすぐ欲しくなる。ということは、物欲は強いのか。ただし、どうしても欲しいという程のものはそんなになくて、時間が経つと忘れてしまうものも多い。 本やレコード(CD…

魂花の師走

12月になった。正月らしい正月を迎えなければいけなような強迫観念というか、巷にそういう空気が充満しているようで、師走は、好きではない。暦が新しく始まるだけではないか。その時の公転周期上の地球の位置が特別なところにある訳でもない。 そんなことを…

こなくそ

土佐に男児として生まれ、高知の城下の上町に育ったのである。今までどんなドラマでも、ちょっとした短い再現ドラマ程度でさえ、龍馬暗殺のシーンでは泣けて来た。それは条件反射である。沁みついているのである。実際、先週は予告編だけで、泣いた。 ところ…

日本ロックの黎明

今NHK-BSで「ロック誕生-ニッポンROCKの40年」という番組をやっている。 フラワー・トラベリン・バンドや外道やはっぴいえんどやクリエイションは初めて聴いた。 すげー格好いい。 佐野元春以前の邦楽ロックはほとんど聴いたことはなかったが、自らの不明を…

FEVER ソウルフラワーユニオン

この前梅田AKASOにてソウルフラワーユニオンのライヴに行って来た。 その前に、ついつい倉敷駅前のパチンコ屋に寄ってしまって一勝負。 久々の日本橋で買いたいものが沢山あった。無論、手持ちの金が減るリスクは大きいのだが、とりあえずディランとフーの来…

劇場版「機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-」を見ました(ネタバレ含む)

終盤に差しかかったあたりから、見終わった後の客席の雰囲気がどんな風になるのかばかりが気になりだした。 というのは、あまりにも面白くなかったからである。 これほどつまらない映画を見た記憶はない。戦闘シーンなど、絵は確かに劇場作品だけあってしっ…

日本ロック界屈指の強面

今日から9月。今日は「ひとり夏フェス」を催すつもりであった。夏フェスに行けなかった哀しみを込めて、家にてひとりライヴDVDを見まくり、モッシュやダイヴまでをもしてやろうというイヴェントである。 でもやっぱり快適なリヴィング・ルームでDVDを見ても…

流し素麺友の会?

この前の日曜日、大阪は万博公園にて「冷やし素麺友の会」に初参加。第9回目を数える伝統ある催しだ。 私は勘違いをしていて「流し素麺友の会」だとずっと思っていた。流し素麺の機材を持ってくるなんて、ものすごい気合いの入り具合だなぁと感心していた。…

友達の唄

友達が死んだ。 彼は神戸での私ら夫婦の結婚パーティで唄ってくれた。富山から遠いところを来てくれたのだった。 彼が病で苦しんでいたとは知らなかった。 もし知っていたからといって、私に何ができた訳でもない。それでも、もっとまめに連絡をとっていれば…

土佐に生れし男児なら

大河ドラマ「龍馬伝」は毎週楽しく見ているのだが、どうにも龍馬役の役者が好きになれない。努力はしたけど、やはりダメだ。他の役者は概ね好きだし、フィクションの部分もよく練られていると思う。 では、「誰が?」と問われれば、ぴったりな役者も思いつか…

March 16, 2010 BOB DYLAN @ OSAKA ZEPP その4

もうあのディランの来日の大阪での5夜目のショウから3ヶ月月以上が経った。「凄かった」という印象は消して薄まりはしない一方、時の流れとともに具体的な記憶はぼやけてゆく。そんな儚さは哀しいものだけど、色あせることはないものもある。 でも、今の時…

アンタイトルドの今日

ディランのショウのことの続きを書かなきゃいかんなあとは思いつつ、なかなか進まない。 「凄かった」という印象はけして薄まりはしないながらも、具体的な記憶はぼやけていくのだけれど、その一方でyoutubeなんかで簡単に隠し録り音源が聴けるような時代の…

March 16, 2010 BOB DYLAN @ OSAKA ZEPP その3

1曲目は「キャッツ・イン・ザ・ウェル」。この曲は私にとってはとても大きなサプライズであった。だって、今日途中のバスの中でiPodのシャッフルで偶然に聴くまで、ほぼ忘れかけた曲であったし、同時に見直した曲でもあった。考えてもみない選曲であったし…

March 16, 2010 BOB DYLAN @ OSAKA ZEPP その2

湾岸の強い風に吹かれながらZEPP大阪の前に立った。ブートレグ・グッズの屋台は出ていないようだった。他の日はどうだったか判らないけど。 初めてディランを観た94年の広島では、世間知らずな田舎の青年は、会場に入る前、そうとは知らずに粗悪なカレンダー…

March 16, 2010 BOB DYLAN @ OSAKA ZEPP その1

ディランを観るのはこれで三度目。一度目は94年に広島で、二度目は2001年に大阪厚生年金で。特に2001年は今まで人生で観たライヴの中でも最高だった。あれ以上は多分ないと思っていた。 今回の来日は各地のZEPP、つまりスタンディングがメイン。外国のことは…

νメガネは伊達じゃない

先日、生まれて初めて眼鏡を買った。 視力は申し分ない、寧ろ平均よりも良いくらいなのだが、左目に乱視があり、片方に比べて見えづらく、歪みも感じる。 PCのモニターや読書など、近くを見る時にそれは顕著で、目の疲れや肩の凝りなどはそんな左右差が原因…