2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ちょっと考えたこと

長宗我部のことを調べていて、「七人みさき」の伝承に関連があることを知った。 「七人みさき」とは、七人で連れ立っている亡者の集団で、生者を自らの仲間に引き込む。その列に一人新たな亡者が加わると、一番古参の亡者は成仏できる。常に集団の構成員は7…

読書ウィーク

司馬遼太郎の「戦雲の夢」を読了。実に面白かった。盛親という人物は、小説の中では優れた武将として描かれていたが、実際のところはどうだったのだろう。 確かに家を滅ぼした。しかし最後の戦場では大いに一華咲かせた。政略、戦略的には一流たりえなかった…

歴史小説について

で、司馬遼「戦雲の夢」を読んでいる。 ただ、小さな部分であるけど、間違いを発見して興ざめであった。長宗我部家末期の居城が「浦戸の大高坂城」のようになっていたが、「浦戸城」と「大高坂城」は別物である。 大高坂(おおだかさ)城は現在の高知城の場…

またまた長宗我部の話

しかし、信長の四国攻めは、長宗我部氏とのパイプになっていた光秀の顔に泥を塗ることであったし、派遣部隊の人選から光秀を外したことも彼の面目をつぶして、謀反を決意させるにいたる要因のひとつであったことは間違いない。 そもそも「元親陰謀説」は心情…

お詫びと訂正などなど

まず2005-01-25に「矢野絢子のDVDに土佐弁で書かれた曲アルバム未収録曲」と書いたが、よく聴いてみると、土佐弁ではなかった。(そのDVDには歌詞カードはついていない) 2005-01-24で「土佐にとっての三恩人」を挙げたが、一番大事な人を忘れていた。弘法大…

悲劇の武将

「戦雲の夢」は長宗我部盛親の物語である。実は不覚にも盛親について書かれた小説があることをごく最近まで知らなかった。元親について書かれた「夏草の賦」が、元親の老年や長宗我部家の滅亡についてやけにあっさりしているのは、この小説ですでに語られて…

節分のお買いもの

久しぶりに岡山市内へ行った。四国銀行と高知銀行の口座を解約するためである。両銀行の支店は倉敷にはないのだ。 どちらも高知を本拠地に持つ銀行であり、店内はプチ土佐といった香りがする。行員の言葉のアクセントが土佐弁なのだ。ところが、バンクカード…

吹雪、吹雪、氷の世界

今日はとても寒くて、耳たぶが落ちるかと思った。 ここ倉敷では未明に少し降った程度で、積雪はほとんどなかったのだが、高知市でも6cm積もったそうだ。5cm以上の積雪は昭和62年1月13日の10cm以来18年ぶりらしい。気象庁の観測史上5番目とのこと。 この昭和6…