2005-02-07 読書ウィーク 司馬遼太郎の「戦雲の夢」を読了。実に面白かった。盛親という人物は、小説の中では優れた武将として描かれていたが、実際のところはどうだったのだろう。 確かに家を滅ぼした。しかし最後の戦場では大いに一華咲かせた。政略、戦略的には一流たりえなかったが、戦術家としては優秀だったのだろう。 ちなみに、「慶安の乱(由井正雪の乱)」の首謀者の一人、丸橋忠弥は盛親の子だったという説がある。これも奇説の類だろうが、ロマンを掻き立てる。 次は斎藤道三と織田信長の「国盗り物語」を読み始めた。 しかし、私は「平和主義者」であり「反戦主義者」のつもりであるが、どうも戦史や武勇伝など、心踊るのである。矛盾ではある。