2005-03-01から1日間の記事一覧

長くなった…

今回は再び県外に住むようになって初めての帰省であった。やっぱふるさとはいいなって思った。もし私が他県に生まれ、土佐に足を踏み入れたとしたら、こんなにも土佐に魅力を感じただろうか。それは分からない。ただ、強烈な愛郷心を伴いつつ、土佐の歴史や…

人の顔をじっとみる

司馬遼太郎のエッセイに、「土佐の人の顔つきは、独特で、街を行く人を見ても、幕末や明治の偉人に通ずるものを思い起こさせる」といったような感じのことが書かれていたのを前に読んだ。「そんなことはないだろう」と思ったのだが、ずっと気になっていて、…

幕末コーヒー

同じ上町内に「さいたにや」という喫茶店がある。龍馬の実家は「才谷屋」という商家であったが、その「才谷屋」の跡地(龍馬の生誕地ではない。生誕地はもう少し東)に喫茶「さいたにや」はある。別に坂本家子孫ではないらしい。 私が県外人と思ったようで、…

ご近所の偉人さん

そこから少し西に歩いて、少し北に取ると、上町(かみまち)に入り、「龍馬の生まれた街記念館」がある。その名の通り、龍馬の生まれた町であるが、私の生まれた町でもある。同じ町内で、百余年の時間の違いはあるが、彼らと私はご近所さんなのがうれしい。 …

気合入ってる

高知公園から南に少し歩くと、鏡川に出る。その川沿いに「山内神社」があり、敷地内に「土佐山内家宝物資料館」がある。山内神社はその名の通り、歴代山内家の当主を祀った神社であるが、異例なこととして、女性である見性院も祀られている。 しかし宝物資料…

おかいもの

高知城の近くに書店があり、その経営者は土佐藩の家老の子孫であるらしい。一豊が貧困であったころからの郎党で、最終的に一豊は大名になり、その家は代々一国の家老となった。だからという訳ではないだろうが、その書店には郷土史の本が充実している。何冊…

女房に負けた…

城のある山の下には山内一豊の銅像がある。その一段上の「杉の段」には一豊の妻である見性院と彼女がへそくりで一豊に買ったといわれる名馬の銅像がある。女房の銅像の方が上にあるのだ。これも一豊らしい。 その他、高知城のある高知公園内には板垣退助と吉…

高知城

翌日は高知城へ行った。来年の大河ドラマが司馬遼太郎原作「功名が辻」なので、観光協会や旅館ホテル組合などはプッシュしていた。「功名が辻」は初代土佐藩主山内一豊(やまうち・かつとよ)とその妻の物語である。とはいっても、一豊が土佐に来るのは晩年…

浦戸城跡

それから、桂浜の浦戸(うらど)城跡に行った。今は「坂本龍馬記念館」のある丘である。晩年の元親は岡豊からこちらに城を移した(途中、今の高知城のある大高坂(おおだかさ)にも築城するが、途中で放棄)。 ここから見る太平洋は美しかった。土佐が生んだ…

岡豊城跡

そして高知県南国市岡豊(おこう)の「高知県歴史民俗資料館」に寄った。 この資料館のある丘は、かつて長宗我部氏の岡豊(おこう)城があった。ここが長宗我部氏の本拠地であった。資料館には何度か来たことがあったが、城跡を丹念に見るのは初めてだった。…

白地城跡

まずは徳島県池田町の白地城(はくちじょう)跡に寄った。 池田は「四国のへそ」と呼ばれ、ほぼ四国の真ん中に位置する。阿波、讃岐、伊予、土佐へと続く街道が交差している。かつて長宗我部元親は池田の白地に城を築いた。四国切り取りの前線基地である。今…

ふるさとへのルート32

先日、高知に帰省した。最近、歴史に対する興味が深まり、特に土佐の郷土史について、改めて足を運んでみたい史跡がいくつかあった。それに四国山地の山々や太平洋を眺めてみたい。今回はのんびり急がず、一般国道メインで行くことにした。 四国の山々は本当…