人の顔をじっとみる

司馬遼太郎のエッセイに、「土佐の人の顔つきは、独特で、街を行く人を見ても、幕末や明治の偉人に通ずるものを思い起こさせる」といったような感じのことが書かれていたのを前に読んだ。「そんなことはないだろう」と思ったのだが、ずっと気になっていて、今回の帰省では地元の人の顔をついついじっと見てしまった。
高知市内の温泉ランドの湯に浸かりながら、周りの「おんちゃん(おっさん)」たちの顔を見ていたら、「維新の偉人」かどうかは別として、どうも独特で、他国人とは違う種族であるような気がしてきた。でもそれは気のせいだろう。