南予のララァ / ガンプラ or 奈良
次のガンプラは「1/100 MG MS-14Sゲルググ シャア・アズナブル大佐機(ver.2.0)」に決めた訳だが、量産型と迷いに迷った末、シャア専用にしたのは、モビルスーツと同スケールのシャアのフィギュアのみならず、ララァのフィギュアもついてくるからである。
ところで、四国は旧国名(律令国制)と現在の県境がほぼ一致し、愛媛県なら昔の伊予国の境界とほぼ同じで、愛媛県南部(内子、大洲以南)は「南予」と通称されているのであるが、「南予には美人が多い」と言い伝えがあり、それは多く真実を含んでいると思われる。
その一例として、学生時代に同じ英語のクラスにJという女性がいて、彼女は、とても綺麗だった。初めて見た時は、インドあたりからの留学生かと思ったが、生粋の八幡浜人であり、南方の出身らしい褐色の肌が美しかった。密かに、心の中で「ララァ・スン」と呼んでいた。深く黒い瞳も印象的で、「目を見ながら話をしたら吸い込まれそうだった」とは、防衛庁に背広組として入庁したSの言葉である。
以上、ララァに関する、ちょっとした思い出である。
近く、珍しく3連休があり、その過ごし方について考えている。1日目は妻の休日と一致するので、一緒に神戸に行ってパンダを見て、兵庫県立美術館で「だまし絵展」(これは妻の趣味)を見て、夜はウワサの「ガンダムバー・アクシズ」(これは私の趣味)に行く予定であるが、2日目3日目は、ガンプラを作るか、奈良へ一人旅行に出るかで迷っている。
ガンプラは「1ヶ月1機以上」とノルマを課しており、先日一応組み上がったガンダムMk.IIで9月分はクリアにはなりそうなのだが、塗装に一部手直しが必要なところがあり、未だ「完全」な完成には至っていない。といっても、あと数十分程度の作業かと思われ、それなら来月に持ち越し、ガンプラのことなどきれいに忘れてひとり旅行へ、と考ている。
しかし丸二日かければ、ガンダムMk.IIの完成のみならず、ゲルググの製作もかなりいいところまで行けそうにも思う。
まだ、答えは、決めかねている。
ところで、ゲルググって仏像っぽいように思う。どこがどう仏像なのかは説明できない。 CAN’T EXPLAIN. 肩の出っぱりか、頭部か、格闘用兵装のビームナギナタが僧兵を連想させるからか、それは分からない。八部衆の迦楼羅あたりに顔が似ていなくもないが、ゲルググは鳥顔ではないし、本来ナギナタとは柄の両側から刃がある武器のことではない。
今まで、そんな風に考えたことはなかったが、奈良かゲルググかという思念が脳内で渦巻状にうねっている間に、絡み付いて離れなくなった。あるいはララァがインドのイメージを呼び寄せたか?