リターン・トゥ・ロックンロール

kannou2009-09-14

 昨日はソウル・フラワー・ユニオンのライヴ@大阪であったらしい。その前日は福山ポレポレにてグルーヴァーズ。そのどちらも行かなかった。仕事上、土日の休みが取り難いというのもあるのだが、私の中でのプライオリティが完全にロック以外のことに傾いている有様であり、実は昨日のユニオンにしても、会場がシャングリラであるのか大猫かクワトロ・バジーナであるのかも知らない。
 妻はポレポレのグルーヴァーズに行って来て、新譜のCDと恒例のパロディTシャツに3人のサインをもらっていた。
 ユニオンは新譜ライヴ盤『エグザイル・オン・メイン・ビーチ』の会場先行発売があったようだ。会場特典は何だったのだろう。一般発売まではあとひと月か。
 そんな、本来なら身悶えるような状況でありながら、あまり気にはなっていない。ここ数ヶ月は底なしの底のガンダム漬けであり、休日はガンプラ製作に引き籠るか量販店のプラモコーナーに行き、本はガンダム関連かガンプラのハウ・トゥ本しか読んでおらず、それ以外はDVDでガンダム各作品を見返している。(ただしほぼ宇宙世紀オンリー)
 一月ほど前、テレビを買い替えたのだが、画面が大きくなり、音質も向上したので、今までの人生で何度も何度も見返してきた作品でも新鮮に、また新しい発見すらあり、ガンダムの世界の底知れなさに魅了されている。
 ガンプラを作りながらのBGMにはどんなものが適切なのだろう。エレクトロニカ/ダンス系が合うように思うが、それ系の音盤はあまり持ってはおらず、そもそもガンプラを製作する時は音楽を必要としていないのかもしれない。無音の方がむしろ没入できるようにも思われる。
 そんな中で、もうすぐ1/100 MG ガンダムMk.2(ver.2.0)が完成間近。後は腕と足の外装を取りつけて武装などを作れば一応完成。その後、マーキングとトップコート吹きだ。
 ところで、ビートルズのリマスター盤がリリースされたけれど、つい先日まで、今までのCDも、明記されてないだけで、リマスターはされているものと思っていた。ごく初期のプレスの分はアナログ・マスターをそのままCD化したので高域が強すぎるという話は聞いたことがあったので、現行のCDには多少のイコライジングはされていたのだろうが、やはりフーやストーンズのリマスター盤と聴き比べれば、古さは感じる。
 我が家では、何故か妻が急にボックスセットを買おうかと言い始め、それは絶対に逃すべきではないチャンスではあるのだが、ビートルズのアルバムはCDかアナログですべて揃えているのでと勿体ない気がするのは、貧乏性というよりも、正常な感覚ではあるのだろう。資質として、コレクターではない、ということだ。
 ここで、問題があって、今回のリマスター盤はすべてステレオ・ミックスでリリースされることだ。初期4枚はステレオ・ミックスでは初CD化であり、それはそれで貴重なのではあるが、少なくとも『フォー・セール』まではモノ・ミックスの方が「正典」であるように思われ、しかしモノ・ミックスはマニア向けで割高な特殊なボックス・セットでしか発売がなく、初期アルバムに関してはどうせ収録時間は短いのだから、1枚にステレオ、モノ両方を入れて欲しかった。確かキンクスなどはそんなリリース形態だったと思う。
 そんな訳で、マニアって訳ではない私は、『リヴォルヴァー』や『ペパー軍曹であります』のモノ・ミックスもいつか聴いてみたいと願いつつ、通常のボックスセットを選択するのだろうが、一度「買う」と言った妻の気が変わらぬことを願うばかりだ。
 妻は、「5人目のビートルズって誰だ?」という質問に対して、多分ジョージ・マーティンくらいしか答えられない程度のファンだろうが、おサイフは彼女が持っているという現実がある。
 ちなみに「5人目のビートルズ」と言えば、他にはブライアン・エプスタインやピート・ベスト、あるいはスチュアート・サトクリフを挙げる人もいるかもしれないが、私もその一人である。以下、詳細。
 
http://d.hatena.ne.jp/kannou/20041005