ガンプラも大変であります。∠(-_-)

kannou2009-07-06

 今日は休暇。それを価値あるものにすべく、朝イチから行動。まずは妻を職場まで車で送りそれから散髪。次に倉敷市内の劇場で『ヱヴァンゲリオン新劇場版:破』をモーニングショーで鑑賞。岡山市内の量販店まで出張り「1/100 MG ガンダムMk-Ⅱ(ver.2.0)」を購入。帰宅し、制作途上の「1/100 MG Ζガンダム(ver.2.0)」の続き、夕方また妻をピックアップに行き、スーパーで買い物。古いPCのメンテナンスをして、現在に至る。
 妻を送って行ったのは、今日は私が車を使う必要があったから。今日の行動予定は自転車圏内では収まらない。
 散髪の後、イオン倉敷のシネコンへ。モーニングショーは値段も安く、人気作だけあって、人が多かった。ショッピングセンターより一足先に開場となったシネコンにはオタさんらしき人々多数。
 それにしても「ヱヴァンゲリオン新劇場版:破」は凄かった。実は、ヱヴァについては専門外である。TV版だってほとんど見てないような有様で、「人類補完計画」や「使徒」とは何であるのか、四百字詰原稿用紙三枚を費やしたって説明できない。TV版から旧劇場版への大まかな流れは大体知ってはいるけど。
 今回の『新劇場版』シリーズは、展開がかなり違っていて、ストーリーに深く食い込む部分でさえ新キャラクターがいたりする。再構成というよりはほぼ新作と言って間違いない。
 画面の情報量も滅茶苦茶多く、かなりの集中力と読解力を求められる二時間弱であり、それなりに疲れたが、至福の時間であったし、忘れ得ぬ映画となるであろう。(まだ完結してないけど。次作はあと二年くらいは待たねばならないだろう。)
 別のスクリーンでは劇場版『機動戦士ガンダム』のリヴァイバル上映をしていたが、不幸にも先日DVD(オリジナル音声版)で第一部と第二部は観返したばかりだったのと、他にハイ・プライオリティのことがあったのでパス。一週間交替でファースト三部作、それが好評であれば、Ζ三部作、逆シャア続けてを上映するらしい。ファースト三部作はリマスター版らしいので、第三部『めぐりあい宇宙』は観に行こうかと思う。無論、音声はオリジナル版である。これは大事。しかし、話のネタに、九十年代末に出た「音声再録版」も一度観てみたいなと思ったりする。
 それから岡山市内の大型量販店へ。「倉敷にもトイザらスとか量販店あるやん」と思われるかもしれないが、欲しかった「1/100 MG ガンダムMk-Ⅱ(ver.2.0)」がどこにもないのは下調べ済みであった。「HDカラー仕様」はよく見るが、それにはディスプレイ台のオマケが付いてないのだ。それにビックカメラ岡山の方が安く、ポイントも貯めているし。
 で、「1/100 MG ガンダムMk-Ⅱ(ver.2.0)」を購入。一旦帰宅。すぐに説明書を取り出す。プラモを買って一番楽しみなのは説明書だったりする。組立て方以外に、「機体解説」など、資料として貴重なのだ。
 ロールアウト時から旧式の烙印を押されていたガンダムMk-Ⅱであるが、ムーバブルフレームの構造が独創的かつ斬新であったことがΖ計画の進展に大いに寄与したというのは、当然知っていたが、ビームライフルビームサーベルなどは兵装自体にエネルギー源を搭載しているので、掌部にエネルギーサプライコネクタがない、というのは初耳だった。それはガンダムMk-Ⅱだけの特徴なのか、Mk-Ⅱ以降のモビルスーツの標準なのか、この一文からは分からない。私が知らなかっただけなのだろうか。いつの時代でも、MS携行のビーム兵器には、それ自体がエネルギーCAPを搭載していたとしても、MS本体から腕部を通してのエネルギーサプライが不可欠だと思っていた。
 このように、独自の新情報が載っていたりして、プラモの説明書は面白い。できればそれらをまとめた書籍を出して欲しいのだが、キットよりも機体解説目当てでガンプラを買う人も多いようなので、難しいのだろう。
 て、思ったら、ウィキペディアにMk-Ⅱの腕部のエネルギーサプライについての記述があった。単に不勉強でした。だから『ガンダム』は気を抜けない。
 ひとまずMk-Ⅱは箱のまま飾り、制作途上の「1/100 MG Ζガンダム(ver.2.0)」の続き。数週間前に買ったのだが、遅々として進まず、まだ上半身(ウィング等除く)しかできていなかった。これが完成した暁にはさらにMk-Ⅱも作って並べてみたいと思うのは人情で、わざわざ岡山まで行ったのだ。
 ちなみにこの「MG(マスターグレード)」というのは1/100スケールのガンプラのブランドであり、「ver.2.0」というのは「実機」の仕様のことではなく、「プラモデル上」の仕様のことで、以前MGシリーズとして発売されたモビルスーツをデザイン的に再解釈し、リファインした商品のことである。だから、ヴァージョンが新しい方が、可動部分も増えてプロポーション的にも「今風」なのであるが、必然的に部品点数も増えて、値段も高くなる。
 例えば、RX-78-2ガンダムのver.1.0から1.5、2.0を比べてみれば、同じガンダムでもかなり印象が違う。ver.1.5などは90年代末時点での「今風」であったのだが、先日出た「ver.2.0」は一回りして放送当時のアニメの印象に近い(よく見ると微妙に違うが)。
 しかし、このMGというブランドは、部品点数も多く、組立自体に時間はかかるのだが、各パーツの地の色が設定上の色に近かったり、パーツ構成も工夫されていて、合わせ目が上手く隠れてくれたりと、キレイに仕上げるための手間は逆にかからない。合わせ目を消すやすりがけや塗装も一部分だけでいいのである。だから私も、筆などではなくペン状の塗料で一部分だけ塗って仕上げるつもりだ。
 今日はひとまず上半身までできた。背中のウイングとテール・スタビライザーよりも先に脚部を作るつもりであったのだが、初っ端、切り離すパーツを間違い、その小さなパーツをなくしてもいけないので、順番を変えた。
 ガンプラを作るのは五年ぶり程度であり、それ以前にもたまにしか作ってはいなかった。よく作ったのは大ブーム下の小学生のころと学生時代だった。
 道具も散逸していて、ニッパーや接着剤などを再購入した。最初はギターの弦用のニッパーを使っていたが、やはりプラ用の方がキレイに切り取れる。
 確かにブランクというのもあるのかもしれないが、元々向いてもなさそうだ。ガンダムの顔くらいはシールではなく塗ろうとすれば、はみ出て涙目になるし、ゲートを削ろうとしてパーツは欠けるし、合わせ目を消そうとしてやすりをかけると合わせ目は消えずにパーツだけがちびていく。ハウツー本通りにやっているつもりではあるのだが。
 そんな訳で、楽しくガンプラを作ってはいるのだが、まったく思い通りにはならない。キンクスの「デヴィッド・ワッツ」を「サージェント・ケロロ」に変えて唄ってみる。肩も凝った。眼もチカチカする。次の工程、Ζガンダムの脚部は変形の肝であり、機構もややこしい。次の休みでもうひと頑張りだ。
 ちなみに今日こそ「スライド、すげぇー(後編)」先日のソウル・フラワー・ユニオンのライヴのことを書こうと思ったのだが、今日一日の行動のことで力尽きてしまった…。オタク日記みたい。もしも明日が来るのなら明日書こう。