今年のベスト

 今日は倉敷駅前の「龍馬」という居酒屋で友人たちと忘年会。「龍馬」は最近できた居酒屋で、名前に魅かれて私がチョイスした。
 店内に龍馬の写真も掲示してあり、大将は間違いなく龍馬ファン。ちなみに岡山市にも「酒本龍馬」という居酒屋があるが、多分この店とは関係がない。
 大将に、私が土佐の高知の城下、龍馬の生まれた上町の出であることを話したかったが、今日は満席で大繁盛で忙しそうで、そもそもどの人が大将かも判らず、話せず。
 その鰹のたたきを見れば、高知に関係した人ではないことは分かった。料理の味はどれも良かった。
 で、カラオケを経て、今家に帰ってパフュームの武道館公演のTVを観ている。
 初めて「ポリリズム」を聴いた時は確かに引っ掛かったし、乗り遅れつつも乗ろうとはしたのだが、乗り切れなかった。パフュームがロックやジャズが好きなような人(例えばミュージック・マガジンの読者)に受けるのは解かる。でも、私には嵌まらなかった。中田ヤスタカも興味を惹かない。
 何より、一番大きいのは、3人とも好みではないことだと思う。スレンダーではないし。あ、でもやっぱのっちはかわいいと思う。
 そんな訳で、今月の「ミュージック・マガジン」は2008年ベストアルバム。邦楽ロック部門でソウル・フラワー・ユニオンは選ばれてなかったが、志田歩さんは押していたようだ。私が聴いたもので選ばれていたのはザ・バースディだけ。確かにバンドとしてさらに深まったしセールス面から見ても今日本で最重要なバンドであると思う。しかし、今回のツアー、岡山は入っていない。毎年、私の誕生日近くにはバースディのライヴに行っていたのだが、残念。
 英米ロックではそれぞれ1枚もなし。というより、今年洋楽の新譜って聴いたっけ?ビリー・ブラッグくらいしか聴いていない気がする。他は再発ものとか発掘ものばかり。
 自分のベスト・アルバムを選ぶとすれば、

ソウル・フラワー・ユニオン『カンテ・ディアスポラ
藤井一彦『レイジー・フロウ』
ザ・バースディ『ナイト・オン・フール』
ビリー・ブラッグ『ミスター・ラヴ・アンド・ジャスティス』


 なんか、せまい。ミュートマスも挙げようと思ったが、今年じゃなかった。他にもあったかもしれないけれど、思いつかない。毎年毎年、新しい音楽に疎くなる。
 今月の「レコード・コレクターズ」は「60'sブリティッシュバンドとR&B」特集。最近の私のリスニングテーマであったのでいいタイミング。前号の「ブルース&ソウルレコーズ」も同じテーマであったが、さすがにレココレの方が切り込みが深い。「ブルース&ソウルレコーズ」はCD付きなのはいいが、評論は意外とさらっとしている。ジャンル専門誌であるので、より通向けではあるのだが。というより、レココレの頭でっかちな姿勢が好きだったりする。
 ところで、ユニオンの「もっとおっぱい」の元ネタがマーヴィン・ゲイの「Can I Get a Witness」であったことは最近知った。久しぶりにストーンズの1stを聴いたからだ。貧乳でOK。微乳がOK。