日米和親条約批准書とか

 JR総武線で両国へ。「江戸東京博物館」である。常設展は6階から始まり、5階から吹き抜けになっていて、日本橋を模した橋を渡って入口から展示室へ向かうのだが、すぐにデビッド・ボウイのポスターがあって驚いた。ここは東京タワーのロウ人形館かと思った。企画展で山本寛斎展が開催中であったからだ。なんていうか忘れたが、ボウイ出演の映画の衣装だった。
 この施設は家族連れも多く、子供や歴史に興味のない大人が来ても退屈せずに楽しめる。妻が来ても楽しめただろう。いっしょに来る機会があれば、コースに入れよう。上野では博物館と美術館に別れて入ろう。
 特別展「ペリー&ハリス 〜泰平の眠りを覚ました男たち〜」も楽しんだ。
 すぐ隣の「両国国技館」を外から見た。この周辺は当然にちゃんこ屋が多い。船着場から隅田川を眺めた。船に乗りたかったが、観光ルートと時間の関係で許されなかった。
 そんなうちにもう夕方。浜松町で遠くに東京タワーを眺めてからモノレールに乗った。今回も登ることは出来なかったが、「東京スカイツリー」が出来るまでにはもう一度上京することもあるだろうから、また機会もあろう。電波送信施設がスカイツリーに移っても、東京タワーになくなっては欲しくない、とも思う。
 再び羽田へ。モノレールの中で外の景色を撮りまくっていたら田舎者まる出しだろうか。ならば田舎者らしく振舞おう。
 羽田の立ち食いマクドで腹を満たしてお土産の「東京バナナ」を買えば、ちょうどよいお時間で、帰りもまた楽勝で搭乗手続。11月には行きも帰りも金属探知器に引っかかったが、そんなヘマをする人を横目に見つつ、旅慣れた素振りを見せた。
 しかし、岡山なんかに行く飛行機は相当見下されているのか、搭乗口は遥かに遠く、しかも下の階にあり、一旦バスに乗せられ、かなり走ってこのまま高速に乗るような錯覚が生じてきたところで、空港の隅の飛行機横に停車した。
 時間も搭乗口も岡山行きの近くだった高知行きは多分もっとひどい扱いなのだろう。おそらく飛行機まで徒歩なのではないか。東京は田舎モンには冷たい。
 土曜の最終便は満席であった。風が強かったのか行きよりも揺れた。もっと揺れたら面白かった。
 無事岡山空港に着陸。飛行機を降りてから出口まで近いのが岡山空港のいいところだ。