The Birthday

kannou2006-12-20

 今日は誕生日だった。ビリーブラッグと同じ日。で、この前の月曜日には岡山でザ・バースディを観た。
 チバのバンドを観るのはこれが初めて。ミッシェルを見逃したことは20世紀最大のミステイクだった。でもミッシェルとは別モノとして、バースディも好き。1st「ローラーズ・ロマンティックス」は今年のベストの1枚。
 客層は、やっぱりというか、20代中心。ユニオンやヒートウェイヴとは違う。それにさすがに売れっ子には華があった。それとも華があるから、売れるのか。もう本当に格好がいい。
 意外とダイブは少なめだった。ユダの時はもっと多かった。それでもやはり暴れまくったし、俺も暴れた。ユニオンのノリとは違う。踊りまくるが踊り方は違う。でもやはり我流。
 予想よりもずっと、チバのギターは上手かった。やはりスタイル的にアベの影響が大きい。イマイは、アベとはまったく違うタイプで、エフェクターを駆使して色を添えたりして多彩。リズム隊もタイトで格好いい。キューちゃんは10月の岡山でのヨコロコバンドとニートビーツフラカンが対バンのイヴェントで、フロアにいるのを見たが、とてもいい人だった。妻が握手をしてもらった。
 ただ、以前ヒートウェイヴの「日々なる直感」発表時のツアーの会場でもあったこの「オルガホール」はステージが低く(備え付けのステージではないかもしれないが)、チバとイマイが何のギターを使っているのかも見えなかった。まあチバはグレッチってことは前から知っていたけど。で、終わってからステージに寄って行って見てみると、イマイのギターはジャガー(もしかしたらジャズマスターかも)だった。奇しくも、ライヴ前に島村楽器に行って、目の保養と称してギターを見物し、ジャガー欲しいなと、新しい恋に落ちたところだった。
 まだ新バンドだから、持ち曲も少なく、アンコールまでにキラーチューンの持ち駒が尽きた感は否めない。3分の1は未レコーディング曲だし。しかしチバとイマイというメンバーがかぶっているにも関わらずロッソの曲を演やらないのは潔いことだろう。なんにせよ、めちゃむちゃ格好かった。
 今年のライヴはこれで打ち止め。倉敷に来てから年間ライヴ本数は大幅に増えた。これはこれでよかった。