追悼 アリ・ファルカ・トゥーレ

 先月のミュージックマガジンで、アリ・ファルカ・トゥーレも亡くなっていたことを知った。
 この人単独の作品は聴いたことはないが、マーティン・スコセッシ監督のブルースのドキュメント映画「フィール・ライク・ゴーイング・ホーム」でコーリー・ハリスとの対談やセッションで知り、同映画のサントラやコーリー・ハリスの「ミシシッピ・トゥ・マリ」での共演は愛聴した。彼の名義の作品もそのうち聴こうと思っていたのだが。
 アフリカとアメリカに離れても、ブルースを通して彼らの中に息衝くアフリカンとしての魂を語る彼が、とても印象的で、力強かった。