圭太くんに関する誤解etc

グル・ジョン

 高知に帰ったことを書こうと思いつつ、2週間。その間、映画「ウォレスとグルミット−野菜畑で大ピンチ」を観たり、ブルースのレコ(CDだけど)が増えたり、古流剣術が気になったりetc
 学研の歴史群像シリーズ「幕末剣心伝」というムックを買った。「剣」という視点から幕末の人物を追った、面白おかしい類の歴史本。最近剣術が気になる。習いに行きたい。倉敷にそういう道場があるのかは知らない。高知にはあった。何流かは忘れた。もっとも、あったとしても金もなければ時間もない。願望だけの世界。
 剣道なら中学の時に部活でやった。強くもなかったし熱心でもなかった。辞めてしまったくらいだから好きではなかったのかも。
 ツタヤで借りた「デビルス・ファイヤー」のDVDを観た。面白かった。「ブルース・ムーヴィー・プロジェクト」の中で唯一の黒人監督の作品で唯一のドラマ形式。白人である他の監督よりもブルースそのものに近い訳で、全編ドキュメンタリーよりは自伝的なドラマを交えたことが真実味を増す結果になっていて、良かった。ドラマ合間に挿入される往年のブルースマン・ウーマンの貴重な映像も「国宝」級。
 チャールズ・バーネット監督の作品は日本ではほとんど紹介されていないようで、とても残念。日頃、映画はあまり観ないが、この監督は好きになった。
 「フィル・ライク・ゴーイング・ホーム」もまた借りた。残念なのはホスト役のコーリー・ハリスによるタジ・マハールやケヴ・モ、オサ・ターナーやアリ・ファルカ・トゥーレ、サリフ・ケイタなどとのセッションがこま切れに編集されていること。映画としてはそれで妥当ではあるが、音源をまともに聴けないのは実に惜しい。サントラにも一部しか収録されてなかったし。映画で得たものを活かしての「ミシシッピ・トゥ・マリ」ではあったが、映画の音源もどうにか全編陽の目を見ることはないだろうか。
 ところで、はるか昔、サリフ・ケイタは日本人かと思っていた。去布圭太とかみたいな。
 しかし、今のところ聴きたいものだらけで大変な状態なのだが、その上アフリカ音楽まで手が広がってしまったら、エラいことだ。でも、私にはコレクター的な気質はないので、まだマシ。リマスターなどは別だが、同じアルバムを番号違いなどで何枚も持っていようとは思わない。アナログも好きだけど、絶対のこだわりもない。