笑顔は地顔

グル開花

 常に笑顔で居らねばならぬ仕事ゆえ、笑顔が顔に焼きついたように、無意識のうちに顔の筋肉が笑顔ポジションになっていることがある。妻に「なんでニヤニヤしてんねん」と関西弁の非主流派のアクセントでよく聞かれる。ニヤ顔だからといって別にいやらしいことを考えている訳ではない。しかし、いやらしいことを考えている時は必ずニヤ顔ではある。
 こういう「Aである時はBであるが、BであるからAとは限らない」というのは、論理学の世界では何て言うのだったかな。中公新書の「詭弁論理学」という本で確か読んだんだったなと思い出して、本棚を探したが、なかった。多分実家だろう。あの本は一部ではロングセラーらしい。
 では、仕事中にいやらしいことを考えても、笑顔が普通なのだから、まわりにはバレないということか。