ブラインド・ウィリー・マクテルのように唄えるやつはおらんよ

 ブルースはロックなどに比べ、情報が入りにくい。昔に比べれば、ネットもあって、便利な時代になったのではあるが、どのアルバムから聴いていけばいいのか、なんてやっぱり判り難い。身近に教えてくれる人もいない。60年代以降のロックと違い、発表時にアルバム単位ではないので掴み難い。PヴァインからいいCDは出てるが、高いんだよな。できれば国内盤のほうが解説もあっていいけど。
 写真のグルミットが持っているブラインド・ウィリー・マクテルのLPは、高知で数年前に買ったもので、お気に入りの1枚ではあるが、どういう意図で編集されたものかもわからない。きっかけは言うまでもなくディランの「ブラインド・ウィリー・マクテル」であった。
 今はアナログじゃなくていいや、って思うようになって、ブルースをCDで買うことも多いし、アマゾンなんかで簡単に探せる。ブラインド・ウィリー・マクテル買っちゃおうかな。安く仕上げて輸入盤だけど。
 最近、特に戦前のカントリー・ブルースばかり、聴いているのだが、たまにロックを聴くと、低刺激に思えて困る。シンプルな弾き語りのブルースの方が、ロックのよりも、ずっと刺激的に感じるのだ。