ロロサエ・モナムール

スーパーぬいぐるみ大戦

 ユニオンの新譜「ロロサエ・モナムール」が届いた。DVDが欲しいからブレストのサイトでネット通販していたのだ。
 まずDVDから見たのだが、中川太った…というのがまずは口をついて出た言葉。
 前評判もよかったし、期待して待っていたのだが、その甲斐があった。
 1回目聴いた時の印象は最悪だった。曲も凡庸で演奏も一体感に欠けるように思えた。どうしてそういう印象を持ったのかは分からない。2回目から印象が変わった。以降、今4回目を聴いているのだが、満足の一枚。聴き比べてみると、「スクリューボール〜」や「エレクトロ〜」などには及ばないのではあるが。
 中川のヴォーカルはますます脂質で泥臭くなった。優しくなったとも言えるし、叙情的であるとも言える。詞も「ロストホームランド」を境に、観念的なものから情景や情緒を具体的に描写するスタイルに変わったように思う。