出雲美人

トータル4時間弱走り、出雲市に入り、まずはホテルにチェックインした。ロビーで神戸のB夫妻に遭遇。奇妙な出雲そば屋の情報を教えてもらう。明日行ってみよう。
ライヴまで時間があったので、まずは出雲大社に行った。18世紀建立の本殿はなかなか壮観であった。が、古代の社殿の高さは48mもあったと伝えられ、その信憑性もそれなりに高いらしい。
印象的だったのは、「国譲(ゆづ)り祀(まつ)られましし大神の奇しき御業(みわざ)を偲びて止まず 」という現皇后の和歌が刻まれた石碑があったことだ。
出雲人にとって、天孫である皇族(皇后なので、血統的つながりはないのだが)から、大国主の天照への国譲りへ、いたわりの言葉があったのがうれしかったのだろう。つまり出雲人は、神話時代との繋がりをアイデンティティとして持っているということかと思い、興味深かった。
ところで、地元の人と思われる女性の顔をいくつか見て思ったのだが、出雲は独特な美人が多い。色の白さの透き通るような感じは、北国に育った故のものかもしれないが、ヤマタノオロチの話に出てくるクシナダヒメや因幡の白兎(素兎)のヤガミヒメの末裔たちであると想像すれば、神々しくもあり、ロマンをかき立てられるものだ。と、司馬遼太郎ならきっと書くだろう。
ちなみに、私の知るところ、高知も美人が多いように思う。ヒロスエが典型的な土佐美人顔であるかは分からないが、確かに多い種類の顔ではある。愛媛ならば、特に南部に多いと思う。
一方、岡山は少ない。大坂・神戸は美人を見かけることが多いけれど、人口比率からすれば、それは当然なので、なんとも言えない。京都は、言うほどではない。