川面に沈む橋

仁淀川の沈下橋

今日、明日と連休。明日は久しぶりに山に登りに行く予定であった。しかし天気予報によると、大雨とのことであったので、今日の天気のいいうちにどこか一人ドライヴに行くことにした。
沈下橋四万十川のが有名だが、四万十川にも負けないと一部で評判の仁淀川にもいくつか架かっている。高知でも仁淀川流域以外の人にはあまり知られていないようだ。仁淀川石鎚山に源を発する四国で2番目か3番目か4番目だったか、の大河である。
沈下橋とは、川面に対して低く、欄干などもまったくない作りになっている。増水しても壊されにくく、流れを遮らない。そのかわり、車や人の転落事故が多発し、近年はあまり見かけなくなった。というか、高知以外で作られただろうか?と思って、調べてみたら、茨城県久慈川にも多くあるらしい。で、なんとびっくり。さらに調べたら「加古川の支流で三木市の東部を流れる志染(しじみ)川」にもあるようだ。超メジャーじゃん。
で、写真を見ての通り、欄干がないので、非常に危険である。「〇〇の沈下橋から車が転落しました」ってニュースをよく聞く。
実は、私の現在の住居のすぐ近くを流れる「鏡川」にも以前沈下橋があった。実家からも近く、幼い頃に渡った記憶がある。77年に近代的な橋に架け替えられた。今の柳原橋より100m上流あたりである。
最近知ったことであるが!驚くべきことに!鏡川沈下橋は日本初の沈下橋だったそうだ。詳しくはこちらを↓高知市のページだから勝手にリンクを貼ってもよいと思われる。
http://www.city.kochi.kochi.jp/deeps/01/0104/rekishi/re0408.htm
さらにさらに!その沈下橋よりもう少し下流に木製の橋、所謂「たいこ橋」があった記憶もある。その話を先日職場の年配の人にしたら、「あったような気がする」ということだった。これはネットで調べても見つからない。ちょっと念入りに調べなければ。
ちなみに鏡川の支流で「神田川」というのがある。「かんだがわ」ではなく「こうだがわ」である。私の友人はこの「神田川」に落ちたことがある。とても臭ったそうだ。でも、鏡川は、私の子供の頃よりもいくらかきれいになったように思う。川が甦っているのはいいことだ、とうれしくなる。