ランナーズ・ダイ

これも去年の石鎚

心の中で囁く山の呼ぶ声を聞きながらジョギングをした。実に3ヶ月ぶりの運動らしい運動だった。体力は、てき面に落ちていた。3kmしか走れず、タイムも自己最低だった。それ以上に、とても苦しかった。死ぬかと思った。救急車を呼ぼうかと思った。涼しくなったといっても、まだまだ季節は夏だった。昼間から走るもんじゃない。私の他には誰も走っていなかった。民族衣装のアイルランド人の走路妨害もなかった。でもやはり、ジョギングは気持ちいい。