ナイトメア

今朝はうなされて目が醒めた。
英語の出席日数が足りないのだ。必修である英語の単位がないと卒業できない。英語は今日の4限目だと思い込んでいたら2限目の間違いだった。そういう理由で「あと1回休んだらアウト」のラインを越えてしまったのだ。しかし夢の中でも、私は三十路でその上既婚者であることは完全に認識していた。会社員として働いていて大学はすでに卒業したような気はおぼろげながらしていた。確かに違和感はあったのだが、それよりも焦燥感の方がずっと大きかった。焦りがピークに達すると同時に目が醒めた。頭の中で何度も確認してみたが、卒業したのは間違いなかった。証明するものは手元にないが、大学まで出かけて確認する必要もないだろう。安堵した。
この手の夢は2週間に1回は見る。パターンが高校の定期試験直前なのに勉強してないなど、何種類かあるが、概ね展開とオチはいっしょである。
義務教育と学生時代にキチンと勉強してなかった報いだろう。事実、試験前にかなり焦りを感じたものだ。「なら、前々からちゃんと勉強しとけばいいじゃん」と思われるだろう。理論上は私も十分に承知していた。でもそれができずに毎回苦しむ結果になるのであった。
でもなぜか、大学受験で苦しむ夢は見たことがない。おそらく予備校時代はそれなりに努力もしたし、状況に追い立てられるより前に自ら行動していたからなのだろうか。受験勉強を始めた元々の偏差値が低く1年で追い上げられる限界があったのと、本番に弱かったので、結果的には望み通りはいかなかったけれど。結果のことを言えば負け惜しみになる。予備校の講師が「本番の結果が本当の実力」と言っていた。まあ、大学受験に言及すれば、学歴コンプレックスが露呈してしまう。
ともあれ、起きてしまえばどうってことはないが、見ている間は究極の苦しみを味合わせる夢である。