この一日

グル兄弟

 朝、妻を車で送って行き、銀行と郵便局で引き出し及び各所入金。9時までに急いで家に帰り、亀田興毅の会見を見る。よくできた親子愛ドラマにホロっと来て、最も得した男、金平会長のやり手ぶりに拍手。一石三鳥くらい。
 倉敷水泳センターへ。以前は12時半オープンの2時間毎に強制的に入れ替えありという不便さに倉敷市への不満がタラタラであった。が、元々同施設は県有のもので、管理は倉敷市であったが営業時間については市に決定権がなく、先日それがやっと完全に倉敷市に譲渡されて、利用時間も9時半からで強制入れ替えもなしになった。1時間弱かけて1km泳ぎ、フラフラになる。近頃運動不足なのであった。
 家に帰って、入浴して昼寝。妻宛ての宅急便(DHC化粧品)を受け取り、寝起きのエルヴィス・コステロを聴く。コステロはほとんど知らないが、「ブリリアント・ミステイク」は好きな曲ベスト100に入る。
 その後、夕方のニュース(というより情報バラエティ)で興毅の会見を再び見る。見ながら、アコギの弦を交換。S・YAIRIのコンパクト・ギター。ネックが短くて逆に弾きにくい。関空近くのアウトレットモールの島村で買ったおもちゃギター。でも倉敷の島村でも同じ値段だった。
 弦を張り終え、興毅のニュースも終わり、妻を迎えに行く。
 ショッピングモールの本屋で情報収集。次の超合金魂は「六神合体ゴッドマーズ」だ。私の幼年時代の最高のロボットだった。マクロス以降のセンスで見ると変形に面白さはない。でも、造形はよさそう。欲しい。いつも出るもの出るもの超合金魂は欲しいが、買ったためしはない。やはり価格も高い(ただしその価値はある)し場所も取る。妻帯者には無理。そのために独身に戻るほどの思いきりもない。
 阿部和重の「グランド・フィナーレ」を購入。「シンセミア」を買おうかと思ったが、予め「グランド・フィナーレ」を読んどいた方がいいみたいだった。
 芥川龍之介の「或阿呆の一生 」「河童」「歯車」が入った文庫も欲しかったが、古本屋にありそうなので、パス。
 タワレコでティナリウェン「アマン・イマン」と矢野絢子の新譜を購入。「砂漠のブルース」と呼ばれるマリ出身のバンドで、近頃のハヤリ。さり気なく、流行には遅れないように、と。
 矢野絢子は再びメジャー移籍のようだ。半月前に高知に帰った時に買おうかと思ったが、前作と違いメジャー流通で他県でも手に入るのなら、高知県外で買うことにこそ、意義がありと思った。さすがメジャーらしくジャケット写真でのメイクが手が混んでいて別人みたい。ちょっとかわいい。いわゆるサギ写ってやつ。私の言い方もひどい。
 ディランのベストも確認したがパス。すべて持っている曲で、未発表曲もない。「限定」という言葉にくすぐられはするが、コレクター気質は薄い私。去年廉価版で再発の「バイオグラフ」を買ったし。ベストも2種類ある。それよりも近々出るとうわさの「ブートレッグ・シリーズ」に期待。おそらく74年とザ・バンドとのツアーの発掘だろう。それよりも近年のライヴ音源を公式に音盤化して欲しい。
 ディランは孫(ジェイコブの子供?)の迎えに保育園に行き、即席でライヴをしたそうだが、変なジイさんの登場に園児一同は大変恐れ、退いていたそうだ。またひとつ、伝説を作った。
 独身時代からの愛車、オレンジ色の「小夏号」が退役につき、新しい自転車を購入。紺色の6段変速。名前は未定。
 名前未定の新車で家に帰る。食後にこれを書きつつ、ティナリウェンを聴いている。水泳による筋肉痛はない。寝る前に村上春樹アフターダーク」を読む予定。