今年は幕末・マイ・ブーム

 NHKの「新撰組!」の続編がとても面白かった。脚本の三谷幸喜ってなんか歴史もの合ってなさそうだし、アイドル系の出演者が多いし、と、「新撰組!」は見てなかったのだが、大きな不覚であった。台詞回しのテンポもいいし、何より土方も榎本武揚大鳥圭介も格好よい。「豪の者」とはけして見えないと思っていた役者が、しっかりと土方らしく見えた。よく見れば、少し似てもいる。山本耕史いいなあ。史実とは離れた部分も多いが、それはそれで面白いからいい。本当に本編も見ておくべきだったと悔やまれる。せめて総集編の再放送くらいは見ておくべきだった。
 ただ、蝦夷共和国軍(旧幕府軍)に参加したジュール・ブリュネ大尉らフランス人軍事顧問団の存在は描いて欲しかった。(もしかしたらドラマ内で描かれた「函館総攻撃前夜」にはすでに彼らは五稜郭を退去していたのかもしれない)
 年末に日本テレビであった河井継之助のドラマを見逃したことも悔やまれる。 
 去年は年の初めにテレビ東京の10時間ドラマの「国盗り物語」を見たこともあって「戦国・マイ・ブーム」だったが、今年は「幕末・マイ・ブーム」が来そうな気配である。司馬僚の「最後の将軍」を読み始めた。