軍事ロマンチズム?

 でも思えば、それほど詳しい訳ではないのだが、歴史に興味があり、本を読んだりテレビを見たりして楽しんでいて、その興味というのが、特に戦国時代や幕末の動乱期に集中し、戦史や軍事史、政治史に偏っている。ある武将の生き様死に様が格好いいとかある合戦の軍略が面白いとか。
 本式な歴史学を学んでいる訳ではなく、趣味的に軽くかじっているのでしかないが、言うまでもなく、民衆への視点が薄い歴史の見方ではある。それに「戦争を美化する思想を憎む」とか言っておきながら、軍事マニアの連中なんかと同類ではないかと、自ら考えてみたりする。現代史とは別モノといえば別モノだが、人間の本質、というか私の本質は、好戦的なものなのであろうか。