かずとよくんとちよちゃん

kannou2005-03-09

司馬遼太郎の「功名が辻」を読んでいる。
来年の大河ドラマはこの「功名が辻」である。まだ山内一豊上川隆也と千代(見性院)の仲間由紀恵以外のキャストは発表にはなっていないのだが、夜も寝られないほど楽しみにしている。上川隆也が一豊というのは、原作のイメージから言って、どうも男前過ぎると思われるが。
一豊は姉川、長篠、山崎、小牧・長久手、など秀吉の参陣した合戦、そして関ヶ原にも参陣しているし、見ごたえのあるドラマになるだろう。
今までこの日記で、一豊の悪口を書いたこともあった。愛憎入り混じったものがあり、土佐人の心情としては長宗我部の遺臣びいきになってしまうのだが、土佐藩繁栄の礎を築いたのも一豊であるし、小説ではとても魅力的な人物として描かれているので、読んでいても気持ちが入り、応援モードになってしまう。
今のところ、秀吉死去直前のところを読んでいるのだが、後半の土佐入国後、長宗我部の遺臣を弾圧するくだりになると、この気持ちは変わるのだろうか。司馬遼もそのあたりは長宗我部に肩入れした筆致になるらしい。
その大河ドラマについて検索していたら、大河ドラマとのタイアップで「アンパンマン」のやなせたかし氏デザインの「かずとよくん」と「ちよちゃん」というキャラクターを見つけた。
一豊は「かつとよ」と読むのが正しいらしいが、「かずとよ」との読みも一般にされている。ちなみに山内は「やまうち」が正しいらしいのだが、「やまのうち」とも読まれている。
http://www.tosa-yamauchi.com/yamauchi/map.html
今回はどうなのか知らないが、やなせたかし氏は地元からのキャラクター製作を依頼されると、どんなに忙しくても、ついついノーギャラで引き受けてしまうらしい。以前高知新聞夕刊のエッセイでぼやいているのを読んだことがある。ほんとうに高知では、やなせたかし氏によるキャラクターが町にあふれている。