大雪の倉敷

雪の倉敷

朝、窓の外の異様な空気を感じて、カーテンを開けると、一面白銀の世界であった。ラッキーなことに今日は休みだったので、予定よりもずっと早起きし、3分もかけずに大急ぎで着替えて、カメラを持って散歩に出かけた。こんなチャンスはそうそうない。
高知市内在住だったにしては、雪は見慣れている方だと思う。低度の雪山登山ならするし、登らなくても麓までよく雪を見に行った。でも、子供のように、「雪やコンコン」の犬のように、ワクワクした。
高知でも、20年位前には5cmほど積もったことがあるが、それはむしろ「異常気象」といえるほど稀なことで、おそらく岡山でもこんなに、しかも12月に、積雪というのはとても珍しいそうだ。
まだまだ雪は降り続き、車は皆徐行していた。あちこちで子供が雪ダルマを作ったり雪合戦したりしている。
昔の商家の蔵などが残る美観地区に着くと、多分私と同じ考えの、シャッターを切っている人が何人かいた。今日にたまたま居合わせた観光客はラッキーだった。こんな倉敷はめったに見られない。しかし高速止まって帰れないかも。美観地区の近くの鶴形山という50m程度の丘の上にある「阿智神社」に登り、真っ白な街を見下ろした。
寒いのは嫌いだ。でも、雪は好きなのだ。