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でも、こちらに来て得るものもある。
岡山の歴史は興味深い。古代には近畿に迫る程発達した地域だったようだ。大和朝廷のそれに匹敵するほどの規模の古墳がいくつかあるし、中小合わせるとかなりの数に上る。「桃太郎伝説」は大和朝廷の「吉備津彦」による「吉備王国」征服譚を変形させたものであろう。
一方、土佐の国における古墳文化は貧弱なことから、相当な後進地域であったことが推察される。これは余談であるが、「邪馬台国は土佐にあり」という本が出版されたことがあるらしい。自費出版ではなく、一応一般の出版社からだったようだ。私は読んだことがないので、何も言えないのだが、「無理がある」のは間違いないだろう。しかし筆者である「土佐文雄」氏は郷土史の研究で名の通った方であり、そうそう支離滅裂な内容でもないのかもしれない。