三嶺

先日散髪に行ったら、店主から三嶺(2004年5月29日参照)の惨状を聞いた。彼とは山情報を交換する間柄である。しかし休みが合わず、一緒の山行は未だ叶わずであるが。
度重なる台風により土石流が発生し、登山道も寸断され、中腹の西熊渓谷も土砂で埋まったらしい。また渓谷の美しさを取り戻すには数百年はかかるだろう。台風という自然現象によるものだから、仕方ないのだけれど。(尤も、今年の台風の異常な多さと異常な進路は環境破壊の影響なのかもしれないが。)また、山小屋にも屋根が剥がれるなどの被害があるようだ。
5月に行った時は、体力が十分でなく、念のため隣の西熊山までの縦走はせず早めに引き返したので、この秋の紅葉の時期に再トライするつもりであったのだが。ある意味、5月に行っておいて良かったと言える。
それに他の山々にも被害が出ているようで、あちこちの林道や登山道もかなり荒れているようだ。それに強風のため葉が飛ばされているので、紅葉も期待できない。
三嶺をこよなく愛するその散髪屋さんは、この月火で様子を見に行くと言っていた。しかし、今朝方も雨だった。壊れかけた山小屋に泊まったであろう彼は、大丈夫だろうか?