ささいな悩み その2

こんな有様

CD棚がいっぱいなのである。
各CDの大まかな分類は、米・英・日・その他としているのだが、私に与えられた棚のスペースは3段であるので、各段に米・英・日を置き、CDと上の段の板との間に空いたスペースに横に寝かせてその他を入れている。そしてそれぞれにもうこれ以上は入らない状態になっているのだ。部屋の間取りの事情から、これ以上にCD棚を構えるのも無理である。
まずその前に一つ問題があり、「沖縄もの」は日コーナーとすべきかその他コーナにすべきか、というものである。概ね「沖縄もの」は国内のレーベルから出ているので、日本コーナーでもいいようなものだが、「ウチナーグチ」で唄われ、言語学的に、沖縄語は日本の文化圏の一方言であるという説と別な言語とする説があるようだが、ほとんど別な言語と言っても過言ではないと思われ、それに沖縄文化そのものが日本本土と異なる部分も多く、以上の事を鑑み、その他コーナーとした。ほんとうは沖縄ものを含むとすると日コーナーが飛び抜けて増えすぎるという実際の事情故であるけれど。
米・英・日ともにパンク状態であるので、収納しきれない分は、比較的枚数の少ないその他コーナー、つまり上の段の板とのCDの間に空いたスペースに寝かせて、置いている。(これを「居候」と呼称している。)これによって、「上の段の板とのCDの間のスペース」はその他コーナーというよりは、ほぼ無秩序に各コーナーよりはみ出したものプラスその他コーナーという状況になっているのだ。これは見た目にも不細工で、正しく分類されていない状態は、非常に抵抗感があるのだが、致し方ない。しかしそんなイレギュラーな収納をしたとしてもまだ収まりきらない程、CDが増えてしまった。そしてこれからも増え続けて行くだろう。
一つの選択肢があり、それは今後ターンテーブルに乗らないであろうCDを売却するというものであるが、今後一切ターンテーブルに乗らない可能性のあるCDなど1枚もないので、それは有り得ない。
もう一つの選択肢は、ターンテーブルに乗らない可能性の高い順に実家に移動させるというものであるが、明日聴きたくなる音楽など予想できはしないので、その可能性は算定できない。
となると、もう床の上に積み上げるしかなくなる。LPは、はなから棚に収納できず、ダンボール箱に入れて床の上にある。
もう八方塞りである。打つ手はない。
よく考えれば、本棚も同様な状況にある。
困ったものだ、ほんとうに。