TRI-ARTIST SESSION 東田トモヒロ × Leyona × 沼澤尚 3/29 @岡山 blue blues

kannou2012-03-30

 前日に岡山にて偶然、沼澤尚さんたちに会った。ツイッタで沼澤さんが出演するライヴがあることは知っていたけれど、夜勤明けであったし、パスするつもりでいた。
 沼澤さんは先日の岡山DesperadoにてOKI DAB AINU BANDで観て、惚れた。生はそれが初。日本が誇る「グルーヴマスター」その名に偽りはなかった。
 「オキ・ダブ観たよ」って話しかけて、握手してもらった。
 体力的にはキツいけど、ライヴに行くことにした。いいミュージシャンが交わるところに、またいい音楽があるというのは本当だ。この出会いは偶然でも、その先にいい音楽があるのは必然のはずだ。
 東田トモヒロさんは聴いたことがなかった。Leyonaさんは、ダブル・フェイマス共演をはじめ、音源は何枚か聴いたことはあったし、フェスなどで観たことはあった。
 で、夜勤明け。家に帰って昼寝。でもワクワクして眠れず。
 youtubeで東田さんの試聴したら、ずっぽり好みだったのでさらに期待が高まる。
 Leyonaさんのダブル・フェイマスとの共演の音盤も改めて聴いた。
 しんどいなあ、音楽のことじゃなけりゃ絶対こんなに頑張んないのになあと思いながら、愛車スバルトレジアに妻を乗せて出発。あ、しんどかったので運転は妻にしてもらって、私は乗せられたんだった。
 うどん県とは瀬戸内で隔てられた岡山県倉敷市にてうどんを食す。体力が必要と思い、食いだめ。食いすぎて苦しい。
 開演直前、会場「blue blues」着。セッティングを見て驚く。フロア真ん中に三人が輪になるようにして向かい合い、オーディエンスはそれを取り囲んで観るという形。まさしくナチュラルなセッション。期待がさらに高まる。
 で、開演。まずは東田さんの弾き語りから。優しくて温かい声。これだけで、もう来てよかったと思える。こんないいシンガーを今まで知らなかった自分の不明を恥じる。そしてメロディも印象的。一度聴いただけでもすぐに刻み込まれる。
 二曲目で沼澤さんが登場。厚みのあるグルーヴを醸し出しながら、曲を多彩に色づけていく。
 三曲目からLeyonaさんも参加。アコギ二本とドラムス。さらにセッションに厚みと深みが増して、Leyonaさんはとってもセクシー。
 オーディエンスもダイレクトに反応して、思い思いに踊る。岡山、オーディエンスもいい感じ。会場の形も奏功していて、実にフレンドリー。Leyonaさんはフロアの空気を的確に掴み、さらに盛り上げる天性のエンターティナー。
 倒れそうなほどの疲労があったが、これでは自然に踊ってしまう。最初ちょっと引いたところで壁にもたれて観ていたが、フロアのセンターに移動。椅子がある会場だと想定して重めのブーツを履いて行ってしまって踊りにくい。だが踊りにくいことと踊りたいことは別問題だ。翌日の筋肉痛は二割増しではあったが。
 終演後、CDを買ってサインしてもらった。本当は全タイトル大人買いをしたいところだったけど、ひとまず二枚だけ。そのうち揃えるよ。
 沼澤さん、気さくかつ知的な佇まいで、とてもいい人。
 畠山美由紀さんの時にはリトルクリーチャーズの栗原努さんと話できたし、今年はドラマーに縁がある。
 今年に入ってからこれが六本目のライヴ。このペースは自分としては例年になく多い。そしてどれも素晴らしかった。幸せ。そして素晴らしい音楽との新しい出会いに感謝。
 ひとつの心残りは、山口洋お勧めのblue blues名物のおでんを食べ忘れたこと。事前にうどん屋で食べ過ぎたからだ。次のblue bluesは4/22、その山口洋。おでんは絶対に食さねば。
 ツアースタッフの宮守さん、渡辺さん、素晴らしい一夜を届けてくれてありがとう。最大級のサンクス、リスペクト。