ビリー・ブラッグズ・ブート・キャンプ

 ビリー・ブラッグの紙ジャケ再発3rd「トーキング・ウィズ・ザ・タックスマン・アバウト・ポエトリー」をアマゾンにて購入。だって、県内のレコ屋には多分入ってないから。
 持っていた英盤にも歌詞は付いているのだが、半分くらいしか分からないし、辞書を片手に性根を据えて訳す努力もせずだったので、今回やっと意味が分かり、「こうなっていたのか!」とまるで初めてモザイクのないビデオを見た少年のような気分。
 対訳のみならず、リマスタリングで新鮮に聴けることと、何よりアウトテイクやデモなどボーナストラックがうれしい。ひとまず軽めのジャブということで、3rd1枚だけ購入したが、今回再発されたあと3枚も買わなければ。
 ともあれ、ビリーの国内盤を出すとは本当に気骨のある人だ。
 ビリーは一時軍隊に入っていたことがあるらしい。パンク・バンドとまったく違う状況下(そして自分自身の性質と全く相容れない世界)で、逆に唄が溢れるように生まれて来て、ソロで復帰を決意したそうだ。
 「ドント・トライ・ディス・アット・ホーム」や「インター・ナショナル」も国内盤再発を願う。