城、ブレイク?

 「天下取り73城」というムックを書店で見つけた。信長、秀吉、家康の三英傑に関係する城跡をオールカラーで紹介した本だった。無論、犬山城彦根城など一部を除いて、ほとんど遺構も残っていないような城跡ばかりではあるのだが、そこで様々なドラマが繰り広げられたというそれだけで、充分に魅力的な空間であると思う。天守閣などが近年に再建されたところもあるのだが、あってもいいけれど、それは蛇足でもある。
 いつの日か実際行ってみる為のガイド本として、あるいは写真を眺めるだけだとしても楽しい本なので、とても欲しかった。しかし、ちょっと購入には踏み出せなかった。他にも欲しい本やレコードがあるし。ううう。
 しかし最近、城の本をよく見かける。次々新しいものが出版されているようだ。編集方針の新鮮なものもあり、惹かれる。今世間は城ブームなのだろうか。