今年の冬も暖冬らしい。

ここ数日は冷え込んだ日が続いているが、冬を通しての平均気温は高くなるようだ。
1週間ほど前、高知県大豊町の梶ヶ森(1400m)に登った時、ベテラン登山者が完全凍結していない「真名井の滝」を見て
「この時期にしては異常だ。ここ数年はこんな状態が続いている」と言っているのを聞いた。
ベテランの言葉だけに説得力があった。
確かに雪も少なかった。
その人は香川県の登山用具店の方で、店で募集したお客さんを率いての10名前後のパーティであったのだが、リーダーとしての威厳に満ちていた。
初心者ばかりのパーティに時には厳しい口調で山登りの何たるかを指導していた。
単独行の私とは山道で行き違っただけなのだが、ヘラヘラと登っていた私にも厳しい声をかけられたような気がした。
うん、確かに前傾姿勢で大股で歩くのは、山登りでしちゃいけない。
プロフェッショナルな山男は怖い人が多い。
しかしかっこいい。たのもしい。「ああなりてぇ」と思った。
山登り歴1年少々の私である。